2016/11/16

旅は道連れ自転車で con Lalo!! 〜Ecuador vol.1〜

◆ここまでのあらすじ◆

三蔵法師(Shizuka)は孫悟空(tomoki)と猪八戒(Lalo)と沙悟浄(Immo)と白馬(Hannes)と共に天竺(norte argentina)へお経を取りに自転車を漕ぎ始めました。
しかし道中で猪八戒は膝を痛めてしまい、白馬は道草を食ってばかりの一行に贄を切らしては沙悟浄を引き連れて先に行ってしまいました。
Colombiaを走り終えEcuadorにやって来た三蔵法師と孫悟空と猪八戒の運命や如何に…。
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三蔵法師「明日も先を急ぎましょう。沙悟浄と白馬とは再会を約束したのですから。」

悟空&猪八戒「勿論ですとも、分かってますって。」

国境を越えEcuadorに入った一行はJulio Andradeという小さな村に辿り着き、今夜はここで1泊だけと眠りについたのですが…。



翌朝からは、見ず知らずのお方に家に見事に馴染んでしまうのです。






午後にはお祭りを見に行き、










夜には楽器を鳴らし、








結局、連泊に次ぐ連泊。翌朝はこの辺りの名物クイ(天竺鼠)を目の前で捌いてもらい、


翌日は車でドライブ。アルパカと共に雲海を眺め、


翌日は聖なる儀式!?に参加したりして、









Abbey road in Ecuador


結局この村に1週間滞在。






「何をしてるんですか猪八戒!!」






こんなんだから、沙悟浄と白馬に愛想をつかされたんでしょうねぇ…。







2016.11.14〜20迄












2016/11/15

旅は道連れ自転車で 「como hemos pasado cada noche en Colombia!?」〜Colombia vol.4〜

Colombiaの夜を窪寺夫婦はどこでどうやって過ごしたのか見てみましょ〜


10/9 : 空港泊


10/10〜18 : mateo宅
事前にduchas calientesでアポ。


10/19 : 空港泊
色々訳ありで空港にトンボ帰り。。。


10/20 : 建築現場泊
75kmくらい走った後、近隣住民に聞き込み。親方に了承を得た末にキャンプ。



10/21 : 料金所横の施設
95kmくらい走ったて丁度止まった料金所横に救急隊とか警察の事務所があり、彼等の計らいによりシャワーと電気と扇風機(天井のファン)をゲット。



10/22〜23 : Andrés宅
事前にduchas calientesでアポ。


10/24 : 洗車場横の家の中
坂を上り切ると良い感じの空き家らしき建物を発見。隣の商店に交渉の末、一晩を過ごすことに。しかし詰めが甘かった為20000pesosを支払うことに。


10/25〜26 : Hernando宅
事前にduchas calientesでアポ。
※5人旅のスタート!!



10/27 : 駐車場横のデッドスペース
事前にduchas calientesで連絡していたCalros家族の案内により快眠。


10/28 : Luis宅2階
走行中にバイクを横付けして「お前ら5人そんなに荷物抱えて何してるんだ?」と質問攻めしてきたLuisと並走しながらの交渉の末、快眠。


10/29 : 消防署
街に着いては消防署に直行。シャワーにwifi、電気にビール。



10/30 : パン屋
前日とは異なり消防署には断られるもパン屋にチェックイン。



10/31〜11/1 : eduardの所有地でキャンプ
Popayanという街を目指している最中に車を止めてきたeduardのご厚意により、快適な2泊。
※しかしHannesとImmoとは一旦ここでお別れ&Laloとの3人旅スタート。



11/2 : eduardのお父さん宅
eduardの計らいで15kmしか離れていない彼のお父さんの家に。走りたかったけれどLaroのクレジットカード問題解決に時間が必要となった為、まあ良し。


11/3〜6 : Bolis宅
これまた道中に知り合ったバイカーBolisが自宅に招待。この日はShizukaの誕生日ということでビールにピザにケーキまで奢ってくれる。ナンダカンダで4泊。







11/7 : Hostel
次の日の上り坂60kmを見据えて宿へ。20000pesos。


11/8〜11 : Dorys宅
事前にduchas calientesでアポ。


11/12 : 民家に逃げ込む
夕闇迫り雨も降り出す中、Laroの交渉によって安眠出来る場所をゲット。


11/13 : Ozkar 宅
事前にduchas calientesでアポ。




と言うわけで計36日間で費やした宿代は40000pesos=たった約1400円!!
Colombiaは国土70%がジャングル。僕達も道中に友達と待ち合わせするという予定もありPanamericaという南米各国をつなぐ物資輸送には欠かせない幹線道路を走るだけに終始。美しい山々は遠く、排気ガスに気持ちを悪くしながら走ることもしょっちゅう。
けれど一方では人と触れ合う機会がとても多かった。

走るだけ走ってホステルに直行したら
お金を払って部屋に閉じこもって何となくWifiするで終わるのがオチである。

地元住民と交流を図ることで得られたのは
・寝床、シャワー、たまに食事とビールの奢り。
・地元を案内してくれるガイド。思いがけない待遇。
・僕達が彼等に料理を振る舞うという機会。
・語り合い、たまにダンス、たまに音楽。

・眠れない夜、結果次の日もスタート出来ず連泊。

旅がより一層楽しくなる!! 全くスケジュール通りには進まんけれど!!(笑)






全く見ず知らずの人達と距離を縮めていこうというのは勿論リスクも含んでいますが、しかし旅の醍醐味がそこにあるのも事実です。




2016.10.09〜11.13迄






2016/11/01

旅は道連れ自転車で 「Vamos Lalo!!」〜Colombia vol.3〜

5人旅をスタートして早4日目の午前中、Laloが左膝の痛みを訴えた。どうやら相当に痛むらしい。


途中で時計を落としたlalo。バイカーにお金を払って一緒に10km程戻ってもらうも見つからず…ちょっとした厄日か









国籍も年齢もとにかくこれといった共通点も無い5人がひょんなことからある日一つ屋根の下に集まり、翌日から自転車に家財道具一式を携えて異国を旅する。
それは僅か4日間だっとしても各々にかなりの刺激を与えた。

TomokiとShizukaにとって「5人で走る」というのはやはりPablo、Oriol、Janitaと共にUshuaiaを目指したあの頃を何度も甦らせたが、今回は自分達は明らかに皆をリードする側であった。
ダントツで年上、南米走行歴も有りスペイン語もまあまあイケるとなれば自ずとそうなるだろう。それでも肩肘張ることもなくただ単純に自分達のペースを貫けたのはやはり経験が成すもので、事前にアポを取っていたDuchas calientes (warmshowers) に彼等を紹介したり、地元の消防署や走行中に知り合ったバイカーと今夜の寝床をお願いすることに他の3人は疑心暗鬼になっていた部分もあったがTomokiとShizukaには「この方が旅は面白い」とそれなりの確信があった。







HannesとImmoはこの数日間に対し決して同じ印象を抱いている訳では無いだろうが、ひとつ確かなことはこの5人旅が彼等の旅の後半に訪れていたら2人はもっと楽しめていたに違いない。

数日前にBogotaから走行し始めたばかりの彼等にとってはTomoki &Shizukaが提案した「Hostelに泊まる前にその他を当たってみる」というやり方は「スペイン語力を要する」という点で少しハードルが高かった。彼等もスペイン語を学びたいという意欲はあるものの、一日中走り倒した後に地元住民との「外国語教室」に励もうなどという余力は残っていなく、それよりはHostelに泊まり充分なプライベートな時間とWifiを確保したかったのだ。
加えてHannesは12月17日にPeruのLimaに到着する彼女を迎えに行くという明確なプランを控えていて、それを実現するにはこのメンバーのスピードは絶望的に遅かった。





明日の別れを予感させた、甘酸っぱい夜…





そしてLaloはというと、基礎体力そして装備的にも準備不足のままスタートを切ってしまったといえる。
走り方は未だ定まらず、装備に関しては言い始めたらもうキリがないのだけれど、例えば必要最低限な水も運べなければ携行ライトとかタイヤの予備チューブ等必需品を揃えていない。その一方で満場一致で要らないっていう物ばかりで荷物を重みを増している。
「これがメキシカン」と言うのが皆を妙に納得させるのだが、その割にメチャクチャ臆病でナイーブだっていうのが本当に困ったもんだっつの!!











とにかくLaloが膝を痛めては明日はまともに走れないというのが決定的な要因となり、僕達の5人旅は計5日間322kmでとりあえず終わりを迎えることになった。
けれど振り返れば、結局メチャクチャ楽しくてまた一緒に走りたいと全員がそう思っているのである。

頑張ろうぜLalo!!